2011年度 理事長所信
社団法人 銚子青年会議所 第48代理事長 片山 貴夫
【スローガン】 勠力同心(りくりょくどうしん)
〈初めに〉 1964年より、多くの諸先輩方が輝かしい功績を重ね歴史を積み上げてこられた伝統ある社団法人銚子青年会議所。そこには行政はじめ関係諸団体、地域の皆様、そしてメンバーそれぞれの家族の日々のご理解とご協力があったからこそ活動出来てきたに違いありません。私達は、47年間途切れることなく継続してきた崇高な理念をしっかり受け継ぎながら、時代に沿った地域社会のニーズに合わせ進化させて運動を行い、更なる明るい豊かなまちづくりの為、メンバー一丸となり、地域と共に運動してまいります。 本年度、一番大切にしたいことはメンバー自ら率先して動き、一体感ある運動を行うことです。なにより一人一人が楽しく活動していくことが一体感を生み、活き活きと運動できる団体として存在できると考えます。そして、みんなで明るい豊かな社会の実現に向け運動していきましょう。
〈会員拡大〉 長びく経済不況の煽りもあり、全国の青年会議所では会員減少は大きな問題となっています。創設以来47年が経過した今、当青年会議所は会員数が30名を割り、今年度も卒業生8名を予定し、今後の会の存続が危ぶまれる程の状況です。 会員拡大はメンバー全員の最優先課題とし、本年度は50%の拡大を目指し全力で努めて行きます。そのためにはやはり、地域のニーズに合った、より良い事業を展開することが不可欠であり、地域に必要とされる銚子JCとして、青年会議所でしかできない事業を行っていることを地域にPRすることが会員拡大に有効だと考えます。
〈まちづくり・ひとづくり〉 社会の多様化により様々な市民団体が増え活動している現在、私たちは先駆的団体として青年会議所らしさを出した考えを持たなければなりません。その考えを市民や行政に対し発信し続けることが地域に必要とされ、地域に貢献していけると考えます。そして、より力強い運動に発展していくために他団体と連携、協力し事業を行っていくことも必要であると考えます。 まずは、景気の悪化や少子化に伴い疲弊しているこの銚子のまちの魅力を市外県外を中心に発信していきたいと考えます。首都圏に近く流動人口を呼び込める多くのポテンシャルを持つこの銚子市。一昨年より銚子JCとして取り組んできた「銚子の魅力発信」事業を通し来銚者に感じて頂き、銚子のまちの活性化につなげていきます。 また、この街の将来を作っていくのは、間違いなく今の子供たちです。複雑化する社会の中で、子供たちはパソコンやゲームに夢中になり人とのコミュニケーションが減り、感情表現も乏しくなっていると感じられます。いじめや自殺、犯罪の低年齢化などの原因の一部です。このままでは、日本の将来、この銚子の将来を憂いてしまいます。決められた学校教育や核家族の中で生活する子供たちにとって、学校以外の場で様々な活動に参加し体験することは、重要な機会であり心を豊かにすることだと考えます。子供たちに実際に体験し経験してもらう事により感動を与え、活き活きと成長してもらう一助となるよう事業を展開していきます。
〈結びに〉 世の中で成功者にはかけがえのない良縁があり、これが人生を豊かにさせる大きな力となります。青年会議所運動を行う中で、多くの仲間に支えられ苦難や感動を共にすることが事業の成功を導き、更にはメンバーの豊かな人生へとつなげてきたのではないでしょうか。青年会議所とは最高の出会いの場だと思います。その最高の場で、皆が楽しく事業を行っていくことにより、メンバーの団結力が向上し、社団法人銚子青年会議所が発展し、そして地域が輝いていくよう運動していきます。 |