開 催 趣 意 書

 私たち 社団法人 銚子青年会議所 は、その理念に掲げている「明るい豊かな社会」を実現するうえで、政治と行政の変革は避けて通ることはできないことであると考えています。
 21世紀を迎えた今、日本は大きな時代の転換期を迎えて、景気、雇用対策をはじめ、社会福祉制度や医療制度の見直し、地球温暖化等の環境問題など様々な問題を抱えております。そのなかで私たち国民は、これらの問題を解決するための、より透明性の高い政治を求めて動き出しています。
 しかし、その一方で、一般国民にとって政治や行政は関わりが薄く縁遠いものであることも否めないところです。まして永年の政治腐敗や最近の官僚の不祥事などにより、国民の政治や行政に対する不信感が高まり、よりいっそう政治・行政に対する無関心に拍車をかけていることも事実です。これは最近の投票率をみても一目瞭然であり、国民の政治離れはますます加速する勢いであると考えます。
 このような現状を引き起こしている原因は、政治や行政そのものの分かりにくさにもありますが、国民が政治・行政を「身近なもの」として捉えることのできる機会が極端に少ないことに起因しているものと思われます。
 私たちはこの現状を変革し、日本の未来をすばらしいものにして行く為には、国民一人一人が、人任せの考えから脱皮し、国民が主体的に政治に参加できるようなシステムの構築が必要であると考えています。
 そして、それを実現させる第一歩が「公開討論会」だと私たちは考えます。
 こうした中、私たちは今回の選挙に先立ち、立候補予定者による公開討論会を開催することにいたしました。この討論会は、立候補予定者の方々に本音で政策を語っていただき、有権者にとって政治をより身近なものとして捉えていただくものであると同時に、将来的には国民の主体的な政治参加へと繋がるものと確信しております。また、社団法人 銚子青年会議所は、政治的に公正で中立な立場の組織として、国民と政治の間に立ちこれを実現させることが重要な使命だと考え取組んで行きます。
 実りある選挙にするためにも、この公開討論会を是非とも成功させたいと思っております。選挙に関わる皆様方には告示前の忙しい中であり大変恐縮ですが、どうかこれら趣意をご理解のうえ、ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

平成18年6月8日

社団法人 銚子青年会議所
2006年度
理事長 
桶 谷 範 幸


 


社団法人 銚子青年会議所